聴覚障がいとは、きこえにくい、きこえないことで、困っていることです。
きこえにくい状態を、解りやすくいうと耳栓をしたイメージですが、それだけではなく、
音がきこえにくい「伝音性難聴」、言葉がきこえにくい「感音性難聴」があります。
わかりやすいような「きこえをイメージ化」しました。
「伝音性難聴」
外耳や中耳に何らかの原因により、悪化すると発生する難聴で、
「音」が小さくきこえます。
文字が小さくて、何が書いてあるのか分かりにくいです。伝音性難聴は、音が小さくてきこえない状態です。きこえを改善するために補聴器をつけてみましょう。
「伝音性難聴」+「補聴器」
文字が大きくなりましたが、色が薄くてハッキリしません。メガネと違って、補聴器は付けても完全にはきこえません。環境音や雑音をひろってノイズもきこえてしまいます。そのため補聴器は、装着の訓練や調節などのアフターケアが必要となります。
「感音性難聴」
内耳や脳の聴中枢に障がいがあると、「音」だけでなく「言葉」の聞き取りが困難となります(老人性難聴は感音性難聴です)。
文字がゆがんで、文字化けしていますね。感音性難聴は音がゆがみ、言葉がハッキリときこえない状態です。
「感音性難聴」+「補聴器」
若干ですが、文字のゆがみと文字化けが直っているようですが、感音性難聴も、補聴器を付けても完全にはきこえません。言葉の母音と子音の聞き分けが苦手な人もいて、聞き間違えがあります。
「健聴者」
健聴の場合、ダイナミックレンジ(聴こえの幅)が広いことに加え、カクテルパーティー効果(音声の選択的聴取)により不要な雑音を取り除き、人の声をハッキリを聞き取ることができます。
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